【2021年】冷やしたぬき、まとめました。
そもそも『冷やしたぬき』って存在が地味ですよね。
『冷やし中華』みたいなキャッチーさもないし、一般的には「蕎麦はせいろ(もり)だろ!」という声が圧倒的だろうし、「食べたことない!」という声も結構あるように思います。
そこで今回、声を大にしてお伝えしたいのは「『冷やしたぬき』ってじつは奥が深いんです」ということ。生麺か茹麺か冷凍麺か、つゆの違い、具材の違い、器の違い、追加でトッピングしてみたり、もちろん値段もまちまち。例えば、食欲のない時や小腹が空いた時なんかはうってつけです。
ということで、今年食べた都内の立ち食いそば店を中心に『冷やしたぬき』全34杯をまとめてみました。ご覧いただければ、きっとあなたも来年の夏は"冷た"の虜になっているはず。
- 長寿庵(新宿区百人町1)
- 【閉業】そばっ子(葛飾区金町6)
- よもだそば新宿西口店(新宿区西新宿1)
- つぼみ家(新宿区四谷2)
- 長寿庵(荒川区南千住1)
- なかむら(稲城市東長沼)
- はや川(大田区鵜の木2)
- そばよし日本橋店(中央区日本橋本町1)
- 岩本町スタンドそば(千代田区岩本町3)
- かしやま(北区東田端1)
- ひさご(台東区浅草橋1)
- 信州屋渋谷店(渋谷区道玄坂2)
- 峠そば(港区虎ノ門1)
- 天花そば(中央区築地2)
- みのがさ神田和泉町店(千代田区神田和泉町)
- あり賀せいろう(中央区日本橋富沢町)
- まる美(大田区多摩川1)
- かめや御徒町店(台東区台東3)
- 福そば(中央区日本橋人形町1)
- 山吹本店(新宿区山吹町)
- 【移転】おか田(中央区日本橋本町4)
- ながみ(練馬区北町6)
- 大橋や(新宿区西新宿8)
- こばやし(豊島区高田3)
- うさぎや(港区新橋5)
- 深大寺門前そば(世田谷区南烏山6)
- 多奈可家(台東区浅草橋2)
- 八兆(世田谷区船橋1)
- かのや新橋店(港区新橋2)
- 池尻蕎麦(世田谷区池尻3)
- 翁そば(台東区浅草2)
- 瓢箪(千代田区五番町)
- そば作(港区新橋6)
- はるな(文京区本郷2)
- 最後に
長寿庵(新宿区百人町1)
「たぬきそば280円+冷し20円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷20円増 ※明記有り
- 黒めで少しゴワっとした大原製麺の茹麺
- 大盛60円増
- うどん可
- 卵は生・茹40円
- きつね/わかめ60円
【雑感】
この値段でも"やっつけ"感が一切なく、食べた後に幸せになれるやつです。茹麺モノとしては究極の到達点ではないかと。年間通して此方ではいつも"冷た"なので、自ずと回数も多くなるんですが、食べれば食べるほど好きにになっていく中毒性のある一杯。
【閉業】そばっ子(葛飾区金町6)
「たぬきそば・冷300円」
【特徴】
- 器は温と共通の丼
- たぬき以外の具は葱のみ
- 温か冷を選ぶスタイルで値段は同じ
- 自家製の生麺を見込茹
- 大盛(1.5倍)70円・特盛(2倍)120円・超特盛(3倍)220円・メガ盛(4倍)300円
- うどん可
- 卵は生・茹50円
- わかめ70円
- きつね90円
- とろろ/山菜100円
【雑感】
朝早くから夜遅くまで年中無休でやってた地域密着の鏡のような店。近所なら頻繁に通い詰める系。残念ながら元の場所での再開はならず7/15で完全閉店。6月下旬の某日にそばっ子"締め"として食べた一杯は運良く茹で立てに当たった!おばちゃん達おつかれさまでした。
よもだそば新宿西口店(新宿区西新宿1)
「たぬきそば・冷320円」
【特徴】
- 器は小ぶりなメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱のみ
- 温か冷を選ぶスタイルで値段は同じ
- やや褐色の自家製生麺を見込茹
- 大盛100円増
- うどん(きしめん)可
- 生卵50円
- きつね/わかめ90円
- とろろ120円
- めかぶ/とろろ昆布130円
【雑感】
カレーや朝定食が人気の小規模チェーンの一杯。ソバ自体が美味いので320円にも納得感有り。ただし、この時期は「揚げ茄子おろしそば450円」という"花形"の限定メニューが存在。あと130円足せば「揚げ茄子&大根おろし」追加ならそっち選んじゃいますよね。
つぼみ家(新宿区四谷2)
「たぬきそば・冷350円」
【特徴】
- 器は冷かけ用の大きめなプラスチック製お椀
- たぬき以外の具は葱&わかめ
- 温か冷を選ぶスタイルで値段は同じ
- やや太めな自家製生麺を都度茹
- 大盛(1.5番)90円増・2枚盛180円・3枚盛290円
- そばのみ(かな?)
- 卵は生・温玉50円
- きつね/おろし/ほうれん草80円
- 山かけ180円
- 七味じゃなくて一味
【雑感】
平日24h営業で「自家製麺・茹で立て・揚げ立て」を謳う"ニュースクール"系。やはり、せいろ系の注文が多い。"冷た"も高水準な上にコスパ抜群。わかめも良いやつだし、揚げ立ての季節天をトッピングするのも有り。強いて難を挙げるとしたらトレーの上で滑るこの"器"ぐらいか。
長寿庵(荒川区南千住1)
「冷やしたぬきそば350円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷40円増 ※明記無し
- 小幡製麺の茹麺
- 大盛80円増
- うどん可
- 卵は生・茹50円
- わかめ50円
- きつね60円
【雑感】
甘辛で濃いめな熱々ツユに茹麺という古典的"天そ"が人気の名店。自分も含め、夏でも汗だく覚悟でこの一杯を注文する人が多いとは思うんですが、今年某岩本町の「茹麺に濃い冷ツユ」に感動して、此方でも試してみた次第。結論は「多いにアリ」です。
なかむら(稲城市東長沼)
「冷したぬきそば350円」
【特徴】
- 器は温とは別な白青系の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱・刻み海苔・蒲鉾
- 冷は夏季限定で30円増 ※明記無し
- 中西食品の茹麺
- 大盛50円増・半分50円引
- うどん可
- 生卵/わかめ/山菜50円
- きつね70円
- 一味と七味どちらも有り
【雑感】
都区部の人には馴染みないであろう南武線「稲城長沼」駅前のポツンと系路麺店。涼しげな丼や盛り付けのせいで、見た目から麗しく、シンプルにしてバランスの良い一杯。何事もバランスが大事なのだと考えさせられます。コスパも抜群。一緒に塩むすびも是非!
はや川(大田区鵜の木2)
「たぬきそば260円+冷し100円」
【特徴】
- 器は温とは別な白青系の陶器製深皿
- たぬき以外の具は葱・わかめ・刻み海苔・きゅうり
- 冷は夏季限定で100円増 ※明記有り
- 中でつながっている早川製麺の茹麺
- 大盛50円増
- 店頭で売られている田舎そばやひもかわ(きしめん)でも可
- 生卵/きつね50円
- 山菜/梅じゃこ110円
- とろろ140円
【雑感】
下町感のある東急多摩川線「鵜の木」の駅前商店街の一画にある「早川製麺所」の脇に併設された"イートインコーナー"的な路麺店。360円でこんな豪華な"冷た"は他じゃまず有り得ないであろう一杯。街にひっそり溶け込んで雰囲気も抜群。中華麺系やご飯ものも大充実。
そばよし日本橋店(中央区日本橋本町1)
「たぬきそば・冷370円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱・蒲鉾
- 温か冷を選ぶスタイルで値段同じ
- 細めの自家製生麺を都度茹
- 大盛110円増
- うどん(きしめん)可
- 生卵/きつね/わかめ60円
- 刻み海苔70円
- 山菜100円
【雑感】
鰹節問屋が母体の小規模チェーンで「おかかご飯」ばかりが何かと話題になるけど、そもそも麺もツユも上質なのが此方が高い支持を得る理由かと。"冷た"はシンプルながら寸分の隙もない一杯。この細めのソバは、冷かけ系の方がポテンシャルをより発揮すると個人的には思います。
岩本町スタンドそば(千代田区岩本町3)
「冷したぬきそば370円」
【特徴】
- 器は温と共通のメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷20円増 ※明記無し
- 興和物産のフワポコ茹麺
- 大盛?円増
- うどん可
- 生卵70円
- きつね100円
- わかめ110円
- 山菜140円
- 山かけ290円
- 鷹の爪粗微塵切りが有り
【雑感】
此方は豊富な天タネを選ぶことが醍醐味でもあるので、積極的にたぬきを選ぶことなどなく、また"冷"にも見向きもしてなかったんですが...。これが実に抜群なんです。このツユならたぬきすら無しで"冷かけ"にしてもいいぐらい。今夏の"世紀の大発見"です。
かしやま(北区東田端1)
「冷やしたぬきそば370円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷は夏季限定で50円増 ※明記無し
- 自家製生麺を見込茹
- 大盛100円増
- うどん(も自家製で絶品)可
- 生卵50円
- きつね/わかめ70円
- 山菜100円
- とろろ150円
【雑感】
冷かけ系ツユで個人的に最もフェイバリットな此方の"冷た"が良くないはずがなく...。ただし、冷が夏季限定であることと、+40~50円で竹輪や茄子を選べちゃうという理由で、おのずと出番が少なくなっちゃうんですよね。
ひさご(台東区浅草橋1)
「かけそば300円+たぬき60円+冷し10円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷10円増 ※明記有り
- 自家製生麺を見込茹
- 大盛60円増
- うどん(も自家製で美味)可
- 生卵/わかめ/刻み海苔60円
- きつね/山菜/おろし70円
【雑感】
此方も「かしやま」と似たパターン。まず、甘さ抑えめの冷ツユが大根おろしと合わさるとまた格別。あとソバかウドンか毎回悩む。もし天タネを載せるなら竹輪が多いので、"冷た"は今回が初めて。この"冷た"がダメという訳では決してありません。
信州屋渋谷店(渋谷区道玄坂2)
「冷やしたぬきそば370円」
【特徴】
- 器は温とは別な白青系の陶器製深皿
- たぬき以外の具は葱・わかめ・きぬさや
- 冷と温は値段同じ
- 自家製生麺を見込茹 ※押出製麺機
- 大盛100円増
- そばのみ(かな?)
- 卵は生60円・温玉70円
- きつね90円
- とろろ140円
【雑感】
渋谷で老舗のカフェ『人間関係』と同じ母体で新宿東南口と2店舗体制。立地的にイロモノぽく勘違いされがちだけど、1986年創業で「打ちたて揚げたて茹でたて」を謳う"ニュースクール"系の老舗。ソバもツユも天タネも水準以上。コスパ抜群な"冷た"はきぬさやが印象的。
峠そば(港区虎ノ門1)
「冷ぶっかけそば300円+揚げ玉80円」
【特徴】
- 器は温と共通の陶器製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱・ちょいわかめ
- 冷と温は値段同じ ※明記有り
- むらめんの生麺を都度茹 ※+100円で石臼挽の高級なやつも選べる
- 大盛(1.5倍)130円増・特盛(2倍)260円増
- うどん可
- 卵は生・茹70円
- きつね80円
- 刻み海苔/わかめ/めかぶ/さらし玉葱/千切大根110円
- とろろ150円
- 山菜170円
【雑感】
ゴマ油香る揚げ玉の良さもさることながら、ソバと冷ツユの上質さがより際立つ。380円でこのクオリティはほんと感服です。個人的に此方では年間を通してほぼ"冷かけ"で、茄子や竹輪、イカあたりをトッピングすることが多いです。
天花そば(中央区築地2)
「冷やしたぬきそば380円」
【特徴】
- 器は温とは別な白青系の陶器製深皿
- たぬき以外の具は葱・わかめ
- 冷と温は値段同じ ※明記無し
- 山芋つなぎの大進食品製生麺を見込茹
- 大盛80円増
- そばのみ(になった?)
- 生卵40円
- きつね80円
- 山菜110円
- とろろ140円
【雑感】
築地駅の4番出口を出てすぐ目の前という好立地なのに、"冷た"も未だ300円台というお手頃プライス。此方のソバはつなぎに山芋が練り込まれた独特のやつで、個人的には冷ツユとの相性の方が好みなので、"冷た"を基本に竹輪やイカ、きんぴら(ゴボウ)あたりをトッピングすることが多いです。
みのがさ神田和泉町店(千代田区神田和泉町)
「たぬきそば・冷390円」
【特徴】
- 器は温と共通な白系の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ
- 冷と温は値段同じ ※明記無し
- 戸隠産のプレミアム蕎麦粉を使用した自家製生麺を都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 卵は生・温玉50円
- きつね/刻み海苔50円
- おろし/納豆100円
- 山芋200円
- 季節限定で「冷やし彩り550円」というのも登場する ※きつね・きゅうり・温玉・刻み海苔が載る豪華仕様
【雑感】
戸隠産のプレミアム蕎麦粉を使用した喉越しの良い自家製生麺と冷かけツユとの相性が秀逸。此方は温ツユも含め、路麺系にしてはダシ主体な上品寄り。9月に10円値上げしたようだけど、それでもこの"冷た"が390円というのだからすごくお値打ち。土日祝営業も偉大すぎます。
あり賀せいろう(中央区日本橋富沢町)
「たぬきそば・冷400円」
【特徴】
- 器は温と別の淵が青い漆器風
- たぬき以外の具は葱・わかめ
- 冷と温は値段同じ ※明記無し
- 自家製生麺を都度茹
- 大盛100円増
- そばのみ
- 温玉70円
- きつね70円
【雑感】
立地と午前中に中休みが挟まるせいで、あまり高頻度ではない此方。温ツユは好みの部類なので、"冷た"はこれが初。まずこの淵が青い器が印象的(他で見たことない)。博多豚骨のバリカタみたいな食感の細めのそばが冷だといっそう際立つ。割と最近、値上げしたけど、それでもまだお値段以上。
まる美(大田区多摩川1)
「たぬきそば300円+冷やし100円」
【特徴】
- 器は温と共通な白系の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ・ナルト・刻み海苔
- 冷は100円増 ※明記有り
- 自家製生麺を都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵/きつね50円
【雑感】
今年2月に製麺所の三代目が新規開業した矢口渡駅至近、環八沿いの此方。都度茹の自家製生麺に甘さを抑えたツユは個人的に好みのタイプ。しかも400円でこれだけ豪華な"冷た"は他ではないです。早朝からやってる&日曜営業など、近所ならもっと頻繁に通い詰める系。
かめや御徒町店(台東区台東3)
「冷したぬきそば450円+温玉抜き40円引き」
【特徴】
- 器は冷かけ専用で黒系なやや口の広いメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ ※デフォでは温玉付き
- 冷は100円増だけど温玉込なので実質40円増 ※明記無し
- やや太な自家製生麺を見込茹
- 大盛100円増
- うどん可
- きつね60円
- 山菜70円
- 山かけ140円
- そば湯が後から供される
【雑感】
温玉な「天玉そばの元祖」を謳う都内6店舗の実力派小規模チェーン。思い出横丁の新宿店が有名だけど、個人的には御徒町店が一番好き。路麺系にしては珍しい本格的でやや太の生ソバと、飲み干すにはちょっと辛めの冷ツユが秀逸。大盛にすべきだったと少し後悔。今回は敢えて温玉抜きにしてみました。
福そば(中央区日本橋人形町1)
「冷したぬきそば420円」
【特徴】
- 器は温と共通な薄緑系の陶器製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ・きゅうり
- 冷20円増 ※明記無し
- むらめん製生麺を都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 卵は生・温玉50円
- 海苔50円
- きつね90円
- 辛み大根/山芋とろろ/とろろ昆布100円
- 卓上に辛味噌有り
【雑感】
人形町の好立地で"B級じゃない"立ち食いそばの認知拡大にかなり貢献したと個人的には思っている此方。温と同様に冷もバランスよくクオリティも高い。日曜以外は朝も昼も夜もやってます。中国出身の店主にはくれぐれも無理はし過ぎず、引き続き頑張って欲しいです。
山吹本店(新宿区山吹町)
「冷したぬきそば420円」
【特徴】
- 器は温とは別で白系の陶器製深皿
- たぬき以外の具は葱・わかめ・刻み海苔
- 冷50円増 ※明記無し
- 松本製麺の生麺を見込茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵50円
- 納豆80円
- きつね80円
【雑感】
圧倒的コスパな「朝セット」で人気の此方。でも朝からモリモリ食べられない時こそ"冷た"。420円としては全く悪くない。流石のクオリティです。でもですよ... 周りで殆どの人が食べてる朝セットより20円高いのがやっぱり解せないんです(笑)。 ※21年4月から「朝セット」は60円UPの460円になりました。
【移転】おか田(中央区日本橋本町4)
「冷したぬきそば430円」
【特徴】
- 器は温とは共通のメラミン製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱・わかめ
- 冷50~60円増 ※明記無し
- 松本製麺の生麺を都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵70円
- きつね80円
- とろろ昆布100円
- 山菜160円
- とろろ芋200円
【雑感】
独自配合な松本製麺の生麺を都度茹する本格系。夏季限定で「冷しナスそば650円」というスペシャルなやつも存在し、これが夏の風物詩とも言える一杯なんです。当然の如くこの"冷た"も絶品。さすがにお昼どきは混みます。なお、この日はいつもと違う白丼でオマケ茄子!
※小伝馬町駅を挟んだ300m北東へ移転し10/6営業再開しました。
ながみ(練馬区北町6)
「冷したぬきそば430円」
【特徴】
- 器は温とは別な白系の陶器製浅丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ・きゅうり・錦糸卵
- 冷50円増 ※明記無し
- 褐色で細めな生麺っぽい丸山製麺茹麺
- 大盛90円増
- うどん可
- 生卵60円
- きつね90円
【雑感】
たった50円増で錦糸卵まで載っちゃう豪華版。見かけ倒しじゃなくて質も高いです。グビグビ飲めちゃうすっきり系ツユに、茹麺であることを忘れるような上品な一杯。近所なら頻繁に通いたい良店。それからこの器が珍しいです。上から見るとフツーだけど高さは半分程度で、丼ってより深皿なのです。
大橋や(新宿区西新宿8)
「冷したぬきそば450円」
【特徴】
- 器は温とは別な小ぶりのメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ・大根の粗微塵切り
- 冷80円増 ※明記無し
- 生麺を都度・見込茹
- 大盛90円増
- うどん可
- 卵は生50円・温玉70円
- きつね90円
- 山芋/とろろ芋110円
- 交通系IC決済可
【雑感】
西新宿の青梅街道沿いのオフィス街で無双状隊の此方。元々は製麺所の直営。外注に切り替わったとは言え、現在も生麺を都度茹する高水準なお店。80円増の"冷た"はいわゆる"鬼おろし"が載るのが特徴。きしめんやめちゃったのが個人的にはすごく残念。
こばやし(豊島区高田3)
「たぬきそば・冷450円」
【特徴】
- 器は温とは別な薄茶系のメラミン製深皿
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷は同額だけど冷かけよりせいろ推し
- 幌加内産蕎麦粉使用の生麺を都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵50円
- きつね100円
- 岩のり130円
- 蕎麦湯ポット有り
【雑感】
本格系の要素を取り入れた此方はせいろ系の注文が圧倒的。何も言わずに"冷かけ"になるのはたぬき・きつねだけ。ソバ自体のクオリティが高くとても美味だけど、他路麺と比較しちゃうと物足りなさは否定できないか。なお「もり・かけ400円」は路麺系ではそば作や田そばの次ぐらい。
うさぎや(港区新橋5)
「冷かけそば350円+たぬき100円」
【特徴】
- 器は温と共通で兎の図柄入り陶器製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱のみ
- 冷50円増 ※明記無し
- 興和物産の個包装な茹麺
- 大盛100円増・二ツ盛150円増
- うどん可
- 卵は生60円・半熟70円
- きつね120円
- わかめ/とろろ昆布130円
- 山菜200円
【雑感】
都内でも最古参に数えられる個人店で親子二代で切り盛りする此方。最大の特徴は路麺系らしからぬ優しいツユ。冷かけでもそれは同様でグビグビ飲めちゃうスッキリ系。見た目も興和物産のフワポコ茹麺らしからぬ麗しさ。殆どの天タネが130円であることを考えると「たぬき100円」はちょっと高いか。個人的には冷なら茄子か竹輪ですね。
深大寺門前そば(世田谷区南烏山6)
「たぬきそば400円+冷し50円」
【特徴】
- 器は温とは別で浅広なメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱・かいわれ
- 冷50円増 ※明記有り
- 自家製茹麺 ※190円増で自家製生麺も可
- 大盛100円増
- うどん可
- 卵は生・温玉50円
- きつね90円
- わかめ/山菜/とろろ芋/とろろ昆布130円
- PayPay決済可
【雑感】
調布の「深大寺門前そば本舗」が母体の路麺店による一杯。ソバはややモチモチ感ある茹麺。ツユは甘さを抑えたキリっと系でグビグビいけちゃうやつ。他では見ないカイワレが印象的。此方はトッピングの中でもイカ、茄子、竹輪あたりが安いので追加するとより良いかも。
多奈可家(台東区浅草橋2)
「冷したぬきそば450円」
【特徴】
- 器は温とは別の陶器製深皿
- たぬき以外の具は青菜・ナルト
- 冷20円増 ※明記無し
- 自家製生麺
- ツユはやや甘だけど(味醂の甘みか?)くどさは感じない
- 大盛50円増
- うどん可
- 生卵70円?
【雑感】
浅草橋の繁華街から少し離れた福井町通り沿いの町系そば店。100年の歴史を誇る老舗だけど敷居の高さなど一切なく、「もり・かけ370円」という驚きの価格設定。この"冷た"も路麺系と変わらない価格なのに、フツーに美味で満足感を得られます。お店の雰囲気も堪能するなら14時以降が狙い目。
八兆(世田谷区船橋1)
「冷したぬきそば460円」
【特徴】
- 器は温とは別の陶器製深皿 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱・わかめ・山菜・ナルト
- 冷は「たぬ」&「きつ」70円増・「山菜」&「とろろ」30円増
- それ以外の"冷かけ"系は10円増 ※明記無し
- 生麺見込茹
- 大盛(2倍)150円増
- うどん可
- 生卵60円
- きつね70円
- 山かけ130円
- 後から蕎麦湯が供される
【雑感】
「温たぬき」の"冷かけ"版ではなく、町そばみたいな豪華仕様。「冷しかき揚げそば」が430円だからそれより30円高くなるところが面白い。此方の場合、個人的に温ツユが好きすぎるので、毎年真夏の数回しか食べないけど、温同様に高水準。欲を言うと温と同じ丼で食べてみたい(言えばやってもらえそうだけど...)。あと、大盛が150円だけど2倍なので一般的な「1.5倍100円増」と比べても割高感はない。
かのや新橋店(港区新橋2)
「冷したぬきそば460円」
【特徴】
- 器は温とは別な赤と黒の漆器風
- たぬき以外の具は葱・きゅうり・蒲鉾
- 冷たぬき・きつねは夏季限定
- 温を"冷かけ"にしただけではない別系統
- 自家製生麺を小ロット見込茹
- 大盛(1.5玉)100円・特盛(2玉)200円増
- うどん可
- 生卵60円
- 三つ葉/とろろ昆布50円
- 刻み海苔60円
- きつね/わかめ/ほうれん草/大根おろし100円
- 岩海苔140円
- 卓上に蕎麦湯ポット有り
- 七味ではなく一味
- 交通系IC決済可
【雑感】
かめやでは初"冷かけ"。やや太めで角のあるソバの良さが際立つ。具材の豪華さも含めてコスパは悪くない。ただ個人的に月1ペースだと「温+ゲソ」を選んじゃいますね。週1ペースなら選択肢に加えます。あと、通年可な"むじな+おろし"という構成の「ぶっかけ500円」というのも試してみたいところ。
池尻蕎麦(世田谷区池尻3)
「冷したぬきそば460円」
【特徴】
- 器は冷かけ専用で白系なやや口の広いメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ
- 冷50円増
- 宝録堂のやや細な生麺を都度茹
- 大盛70円増
- うどん可
- 卵は生60円/茹・温玉80円
- 納豆/とろろ昆布60円
- きつね/山菜80円
- 七味ではなく一味
【雑感】
前身の「ホーチャン」からの流れで宝録堂の生麺を都度茹する絶品の"冷た"。このソバが大盛70円はすごく安い。ただ、いつもは単品ではなくおにぎりとの「Cセット490円」ばかりなんですが、これがまた高い満足度&最強コスパなんです。それから、生ひやむぎも是非!
翁そば(台東区浅草2)
「冷したぬきそば500円」
【特徴】
- 器は温と共通な青白系の陶器製丼 ※複数種有り
- たぬき以外の具は葱・青菜・なると
- 冷と温は値段同じ ※明記無し
- 太めで平打ちな自家製麺の同割そば
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵50円
- おもち50円
- 葱と山葵は別皿
- 後から蕎麦湯が供される
【雑感】
此方ではカレー南蛮か冷しむじなばかりなので、今回は敢えて"冷た"。それでも満足感は相変わらずな一杯。観光地のど真ん中で「フツーに旨い」のがとにかく偉大。しかもワンコイン。後から供される蕎麦湯も旨し。なお"冷し"のたぬき&きつねは通年メニュー。
瓢箪(千代田区五番町)
「冷したぬきそば510円」
【特徴】
- 器は温とは別の赤い漆器風
- たぬき以外の具は葱・わかめ・蒲鉾
- 冷は110円増 ※明記無し
- 冷は黒めで専用の冷凍麺
- 大盛100円増?
- うどん可
- 生卵70円
- 芽かぶ/山菜きのこ/絡み大根おろし100円
- きつね/とろろ120円
- 水じゃなくて麦茶
【雑感】
市ヶ谷駅すぐ。完全立喰でカウンターが異様に低いのが特徴。女将さんメインのオペレーションで店内どこもかしこもピカピカ。+110円の"冷し"系は冷凍麺使用で計8種類。冷ツユはキレがあってグビグビ飲み干せちゃうやつ。立派なわかめ&蒲鉾は此方のアイコン的存在。
そば作(港区新橋6)
「冷たぬきそば530円」
【特徴】
- 器は温と共通のメラミン製丼
- たぬき以外の具は葱・わかめ・大根おろし・かいわれ
- 冷は温を"冷かけ"にしただけではない別系統
- 他に同額できつね/おろし/とろろ/山菜の全5種
- 細めの自家製生麺を都度茹
- 大盛60円増 ※日替セ&うどんは110円増
- うどん可
- 卵は生50円・茹60円
- きつね60円
- おろし/山菜/とろろ110円
- 葱&山葵はフリー
- カウンターに冷たいお茶&蕎麦湯ポットあり
- 七味じゃなくて一味&柚子七味
- PayPay決済可
【雑感】
せいろ系が人気の此方。"冷かけ"系は"温の冷ツユ版"ではなく町そばみたいな豪華仕様でどれも530円均一。グビグビ飲めちゃうスッキリ系ツユにのど越し良い細めの更科系ソバが満足度高し。このソバが大盛60円増なのは偉大。PayPay決済可。
はるな(文京区本郷2)
「冷したぬきそば550円」
【特徴】
- 器は温と別で緑が印象的な漆器風
- たぬき以外の具は葱・わかめ・錦糸卵・きゅうり
- 冷は夏季限定
- 温を"冷かけ"にしただけではない別系統
- 同額できつね/山菜、+50円で"三色"あり
- 自家製生麺を見込茹・都度茹
- 大盛100円増
- うどん可
- 生卵60円
- 油揚げ60円
- 海苔90円
- 山菜/大根おろし110円
- カウンターに蕎麦湯ポットあり
【雑感】
路麺店としてはいい値段だけど、"温たぬきの冷ツユ版"ではなく夏季限定の豪華仕様で町そばみたいなやつ。もう50円足せば、きつねと山菜も載る"三色"を選べちゃうのが実に悩ましいところ。此方は空いてる時間ならソバは都度茹に当たります。
最後に
『冷やしたぬき』は通年提供しているお店もあるので、随時追加予定。どうぞお楽しみに!